猫をだまして飛んで行く。

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女の敵は女。マレフィセント2

アンジェリーナ・ジョリーに惹かれて行ってきたマレフィセント2。久しぶりにスカッと見れるいい映画でした。

 

新女王に就任したオーロラ女王に、フィリップ王子がプロポーズをしたことから全てが始まった。フィリップ王子が意を決してプロポーズ。オーロラ女王が満面の笑顔でOKよ!→では、親睦を深めるために双方の家族とお食事会をしましょう!と、トントン拍子に食事会が決まり、表向きは渋りながらも内心はウキウキしているマレフィセントを伴い、いざ食事会へ。


食事会では、フィリップ王子・王様・イングレス王妃とオーロラ女王・マレフィセント・ディアヴァルの3:3でのお食事会。そう、このお食事会で全ての戦いの火蓋が切って落とされた。金属の食器を持てないので考えているマレフィセントに、「手を使って食事をしてもいいのよ?」とにっこり。油でギットギトのチキン料理でそれを言い放ってくるのがたまらない。これ、食べたら食べたでやっぱり野蛮だわ。とかいうやつだ。


嫁vs姑でよくある光景を姑vs姑でするのは新しい。マレフィセントは存在感が強いので悪役感満載に見えるけれど、イングレス王妃は中身が真っ黒なザ・悪役である。

 

この王妃様自分の国が、妖精の国を侵略しようとして、思いっきりやり返されて国力が弱まったので、平和だけど大したことはないアルステッド国に嫁ぐことになってしまった。私はもっと大きな国で君臨するはずだったのに......(ハンカチギリギリ)。いっそ2つの国を私のものにすればいいんだわ!な、ジャイアン発想で2つの国を手に入れようと義娘を味方にし姑を追いやったり、夫を呪いにかけたり色々と頑張っていたのだ。

そう全ては私が全てを手に入れるために...!これぞ本当のヴィランである。


他に、王妃役のミシェル・ファイファーの衣装さばきと王妃の衣装部屋。もヨーロッパの衣装が好きな人はぜひ見てほしい。見ていて結構再現性がすごく高かった。


特に注目をしてほしいのは部屋を退室する時のスカート裁きと最後の追い詰められた王妃が全力疾走するシーン。全力疾走をしている時に思いっきりスカートを上げて足元の衣装が見えるのだけれどスカートの中がわかる貴重なシーンではなかろうか。あの衣装多分5kgは軽くあるのにあれを着て走りきったミシェル・ファイファーに注目していた映画だった。


再現性の高い衣装と、アンジェリーナ・ジョリーの存在感。そしてミシェル・ファイファーの演技に感動したいあなたにおすすめです。

 

では、ばいにゃら。