マーケットや市場価値って何?私たちはどうしていけばいいの?を解説してくれる良書
「マ-ケット感覚を身につけよう 「これから何が売れるのか?」わかる人になる5つの方法」が読んでて色々学びが多かったのでメモしておきます。
「市場価値を上げよう」という言葉を耳にするけれど、
・その市場価値って具体的になにを指すの?
・市場価値を上げるために必要な要素ってなに?
・市場価値を上げるために私たちは何をする必要があるの?
などを、ANAなどの企業が行った事例を例えにしてわかりやすく説明してくれて、身に着けるために必要な要素を分解し、何をしたらいいのかまでを具体的に解説してくれています。
マーケット感覚ってなに?
マーケット感覚は、この本でよく使われている単語になります。一般的に言う「マーケット」との違いは、「マーケット」は、物の売り買いなどの取引の場を指しますが、本書で言う「マーケット感覚」は、本書の中では、下記のように例えておられました。
商品やサービスが売買されている現場の、リアルな状況を想像できる能力
私の中では、顧客が求めているものをいろいろな可能性(アプローチ)の中で実現をする方法を考える力も入るのかなと思っておりました(同じかもしれませんが。)
マーケット感覚を身に着けるために必要な5つの能力
- プライシング能力を身に着ける
- インセンティブシステムを理解する
- 市場に評価される方法を学ぶ
- 失敗と成功の関係を理解する
- 市場性の高い環境に身を置く
特にプライシング能力は、決まった値段で売られているものをただ買っているだけでは確かに身につかないですねぇ(遠い目)。
同時に私が感じたのは、値段が決まっていないものに値段をつけることができないと、買い手にとって都合がいいように買い叩かれてしまったとしても気づかないなぁ、とも思った次第です。
鍛え方ももちろん解説してくださっております。自分はこの辺ができていないんですよねぇ。。。やはり、泥臭い努力なくして身に付かないものは無いのか。。。
「マーケット」や「市場価値」っていう言葉や概念は知っているけれど、じゃあその価値を上げるために何をしたらいいの?という悩みへのヒントになる本でした。